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【電車でキャンプ】奥多摩・氷川キャンプ場で秋冬ソロキャンプデビューしてみる。

11月某日の最低気温3℃の冷え込む日、色々なものから解き放たれたくなったボクはひとり、氷川キャンプ場へソロキャンに行ってきました。

「秋冬にキャンプ」と聞いて、皆さんはどのようなイメージを持たれるでしょうか?
「キャンプは夏にするものでしょう?」「寒い中わざわざキャンプする意味が分からない。」

たしかに、寒いのは不安ですよね。しかしながら、秋冬キャンプには以下のような魅力があるのです。むしろ、寒いシーズンだからこそキャンプをやるべきなのです。

  • 焚き火で暖をとる楽しさがある。
  • 寝苦しくない。寒さ対策さえすれば快適に寝れる。
  • 虫がいない。
  • 夏に比べてキャンパーが少ないので、ゆっくりできる。

氷川キャンプ場情報

まずは、舞台となる氷川キャンプ場の情報。奥多摩のキャンプ場では一番有名なキャンプ場ではないでしょうか。

場所

JR青梅線奥多摩駅から徒歩6分(約400m)、電車+徒歩で行ける多摩川に面したキャンプ場です。新宿から奥多摩駅までは約2時間程度。キャンプ場から徒歩10分位のところには温泉施設「もえぎの湯」もあります。

施設情報

キャンプ場に入るとすぐに見えるのが、管理棟。ここで受付を済ませます。

管理棟には売店(19:00まで営業)が併設されており、紙皿やアルミホイルといったキャンプ小物、薪、氷やお酒が販売しています。トングや鍋などのレンタルすることもできます。

トイレや水場はきちんと整備されており、きれいな状態でした。嬉しいポイントです。

テントサイトは、多摩川に沿って上段下段の2段構成になっており、上段側が比較的人気のようでした。今回ボクは川を近くに感じたかったので、川側である下段にテントを張りました。

テントサイト上段。トイレや水場が近いので便利です。
テントサイト下段。川を近くに感じられます。

買い出しできる周辺の店

キャンプ場の周囲には、スーパーや肉屋があります。が、値段は高めだったり、品揃えも完全というわけではない(この日はスーパーにお肉が並んでませんでした)ので、個人的な感想としては、可能であればメインの食材は買って持っていくことをオススメします。

2019.11 追記

氷川キャンプ場の徒歩圏内唯一のスーパーだった「スーパー小川さん」は、2019年9月末をもって閉店してしまいました。お肉や生鮮食品は事前に買って持っていったほうが良いです。

なお、氷川キャンプ場から徒歩7分(500m)位の場所に、デイリーヤマザキがあり、その向かいには元酒屋と思わしきコンビニもあります。お酒を飼うならコチラが品ぞろえが良くおススメです。おつまみやお酒を買うのに最適ですが、営業時間21:30までなので要注意!

寒さ対策

秋冬キャンプで一番考えなければならないのが、寒さをどうやってしのぐか、です。

厚着することは大前提ですが、テント泊においては、底冷えから体を守るスリーピングマットと、冬用の寝袋は必須といえます。さらに、服に張るタイプのホッカイロも持っていくと安心です。

寝るまでは、基本焚き火をして暖を取ります。薪は売店で600円で販売していますのでケチらずに2束買いましょう。1束だとかなり心もとないですし、薪の残量を不安に思いながら焚き火するのでは楽しめません。

売店は19:00までなので、それまでにこの薪を買いましょう。

また、食べ物や飲み物も暖かいものにして、身体の内側から温めるとよいですね。ホットワインや熱燗、お鍋、スープなど冬ならではメニューがおススメです。

キャンプの過ごし方

今回のキャンプでどのように過ごしたかをご紹介。皆様のご参考にしていただければ幸いです。

紅葉を眺めながら乾杯

11月中旬ともなると奥多摩も紅葉が始まり、赤、オレンジ、黄色、緑様々な色が入り混じった姿を見ることができます。

テントの設営が終わったら、川のせせらぎを聞きながら、紅葉を眺めて、まずはお酒を一杯のみながら休憩。

ホットワインで体を温める

ビンワインを買ってきていましたので、居酒屋で熱燗にするように、ビンごとワインを湯煎してホットワインにしました。中の空気が膨張してビンが割れないように、蓋を少し緩めて火にかけます。寒い空気に温かいワインが身体に染みます。

ギターを弾く

今回のキャンプにはトラベルギター持参です。迷惑にならないように周りにキャンパーさんから離れた場所にテントを設営しました。大自然に囲まれながら、お酒を飲みつつ、弾き語り。至高なり。

焚き火の準備

陽が沈んで寒くなる前に、焚き火の準備です。最初の火起こし用に、薪をナイフを使って割り、細い薪をつくります。無心でただひたすら薪を割っていく…すこし大袈裟ですが、生き残ることに直結する作業を行っているからか、何だか充実感が沸いてきます。

ナイフをあてがって手ごろな薪で叩いて割っていきます。

焚き火で料理

寒くって来たので焚き火を開始。氷川キャンプ場は直火OKなので、石をコの字型に組んで、炉を作って火起こし。焚き火を使って夕食作りをします。

今回はキャンプ料理の鉄板、カレーライスにしました。食材はあらかじめすべて切った状態で持参し、なるべく調理の手間を減らしました。また今回はいつも食べている玄米を持ち込んで炊飯。炊飯器を使わずに、火で米を炊けることにちょっと感動です。

カレーと並行して、焼き芋も作ります。包んで焼くだけ簡単スイーツ、本当におススメです。

【包んで焼くだけ】秋冬キャンプでは『焼き芋』が盛り上がる!

ひたすら焚き火を眺める

夕食が終わったら、あとは寝るまですることはありません。火を絶やさないように薪をくべつつ、まったりと火を眺めて過ごす贅沢タイムです。ケルト民謡(無印良品の店内で流れてそうな音楽)をyoutube で再生してBGMにし、アルコールと炎の1/fの揺らぎに身を任せ、気持ちよくまどろんでいきます。そして感じる開放感。

こうして夜が更けていきました。おやすみなさい。

 

温泉でサッパリして帰る

翌朝は、昨日作ったカレーを食べて、撤収。チェックアウト時間ギリギリの10:00にキャンプ場を後にしました。そして向かうは、「奥多摩温泉 もえぎの湯」。キャンプ場から10分ほど歩いて到着です。

温泉は無色透明、露天風呂は多摩川に面しており、紅葉を楽しみながら、のんびり癒されました。一晩焚き火に当たって顔がスモーク状態だったの、温泉でサッパリです!

施設の入り口には足湯や、とれたてのワサビを販売しているコーナーもありました。

締めに、期間限定安納芋ソフトクリーム。火照った体にはたまりません。

奥多摩・氷川キャンプ場での秋冬キャンプを満喫しました。次はどこ行こうかな。

注意点

氷川キャンプ場は予約不要のキャンプ場です。夏より人は少ないとはいえ、この時期のキャンプの魅力を知るキャンパーさんたちはたくさん来ますので、自分の希望する場所で設営したいのであれば、朝9:00にはキャンプ場に来たほうが安心です。

土曜日の10:00の時点でキャンプ場の上段はかなり込みあっていました。

ご覧いただきまして、ありがとうございました!

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