アウトドア沼に見事ハマってしまったボク。夏休み(8月末)を利用して、かねてから企んでいた、東京の島「新島」で4泊5日の島ソロキャンプを決行してきました。
「え?一人で島に?しかも5日間も一人でキャンプしてきたの?なんか人生悩んでるの?」と周囲の方から心配、もといドン引きされましたが…。
最高の体験してきましたので、ご紹介したいなと思います。
この記事では、新島キャンプまでの道のりや、お役立ち情報、かかった費用などの情報をまとめます。
もくじ
そもそも新島ってどんな島?
新島は東京からフェリーでおよそ8時間、ジェット船でおよそ3時間の場所にある、住所東京都新島村という島です。東京都は思えない、ため息ができるほどの美しい海にゆっくりとした時間が流れておりました。
このきれいな海を求めて多くのサーファーやファミリー、カップルが来島している模様。ひと昔前、バブルの時代は「ナンパ島」と呼ばれ、かなりいかがわしい島だったとかなんとか…。今はそんなチャラさの片鱗はありませんでした。
また、島のいたるところにモヤイ像がいたり、オリエンタルな建物があったり、何だか非日常感があってワクワクです。
もっと新島を知りたい方はこちら:新島観光協会
新島への行き方
新島へは、JR浜松町駅(北口)より徒歩約8分にある、東海汽船の竹芝客船ターミナル乗り場から乗船します。
おススメは行きはフェリー、帰りはジェット船
ボクのおすすめは、「行きはフェリーでゆったり」「帰りはジェット船でサクッと」パターンです。
行きはフェリーで23:00に出航、船の中で一泊して、朝7時に新島に到着です。節約にもなりますし、何より旅感が増します。帰りは疲れているので、ジェット船でサクッと帰ります。
運賃の定価は以下でした。(2018年8月)
※繁忙期は少し高いようです。
- フェリー2等席(約8時間):7,680円
- ジェット船(約3時間):10,950円
なお、船に乗るためには予約が必要です。夏休みシーズンは込みますので早めに予約してしまいましょう。インターネット予約を使うと20%割引(繁忙期は15%)になりますので、とてもお得です。
※船の予約はこちらから:東海汽船
フェリーでの一泊
今回予約したのは一番安い「2等席の和室」です。が、和室らしさは皆無。床にテープで1区画が仕切られているので、指定された区画がお休みスペースです。床にクッション性はなく固い、つらい…。
そこで大活躍したのがキャンプ用のマット(NEMO ニーモ テンサー)。周りの人が寝づらそうにしている中でちょっとした優越感。こんなにコンパクトにもかかわらず、空気を入れて膨らませば、フカフカの寝床の完成です。少し値は張りましたが、おススメの逸品です。
朝5時半ごろ目を覚まして、船の甲板に出てみると地平線の向こうに朝日が。旅の始まりのワクワク感が高まっていきます!
新島のキャンプ場:羽伏浦キャンプ場の情報
キャンプ場までのアクセス
フェリーが到着した新島港から目的の羽伏浦キャンプ場までは約4km。徒歩だと1時間ぐらいかかってしまいます。お散歩がてら歩いてもよいのですが、レンタサイクルやタクシーの利用をおススメします。
キャンプ場の風景
羽伏浦キャンプ場は山のふもとにあるキャンプ場です。山と海、両方を感じることができる素晴らしいロケーションでした。そして、びっくりするのがこのキャンプ場の利用が無料ということです。
キャンプ場の設備
ここで気になるキャンプ場の設備についてご紹介。なんと水場、トイレ、シャワー(水のみ)、テーブル、イス、備え付けコンロなど、設備が充実。何度も言いますが、これが無料!もはやここに住める気がしてきました。
なお、ネットの情報ではコンセントがあるという情報もありますが、2018年8月時点では、コンセントは撤去されてしまい、電気は利用できませんでした。ご注意を。
注意点
このキャンプ場、ここまではいいことづくめ。しかし、風には注意が必要です。異常に強い風が吹きつけることがあり、テントを止めるペグは必須です。また、テントは風よけになる木の陰に設営しましょう。風の音がうるさくて寝れないことがあるので、対策として耳栓もあると良いです。
お役立ち情報
観光パンフレットには載っていない、ボクの実体験から得たお役立ち情報をいくつかご紹介します。皆様の旅の一助になれば幸い。
船の予約がとれないときは?
船の予約は東海汽船のWebサイトから可能ですが、特に夏休みシーズンは直前に予約がとれないことがあります。そんな時は諦めず電話窓口から予約してみましょう(ボクも今回はこのパターンで予約確保できました)。Webサイトとは別枠で電話窓口用の席を確保しているとのことです。
また、フェリーの席が予約できないときは、「甲板で乗船します」という方法もあるようです(実際に甲板で一夜を明かしている方いらっしゃいました)。どうしても、というときの最終手段に。
島の中の移動手段は?
新島はそんなに広くないので、移動手段はレンタサイクルがおススメです。タクシーはいちいち乗っていたら高くつくし、バスは本数があまりなく、時間に縛られてしまいます。レンタサイクルの値段相場は1,500円/日ぐらいのようです。
今回ボクは、長期滞在する予定だったので、折り畳み自転車を輪行バッグに入れて持参しました。折り畳み自転車の船への持ち込み代は、フェリーは無料、ジェット船は1,000円です。長期滞在を検討されている方は自転車持参も視野に入れるとよいかと思います。
充電はどうする?
長期滞在の島キャンプで一番危惧していたのは「携帯やタブレットの充電をどうしようか?」という点でした。そして、それは評判高いAnkerの大容量のモバイルバッテリーで解決!
これでスマホは少なくとも6回はフル充電できる計算。普段使いもでき、バッテリー切れの心配がなくなるおススメの逸品です。Amazonでの評価も激高でした。
なお、モバイルバッテリーすらも充電が切れてしまった場合は、新島観光協会にて、モバイルバッテリーを預けて充電してもらえるサービス(費用300円)があるのでそちらを利用しましょう。観光協会は8:30から営業しているので、朝一で預けて、期限16:30までに受け取りましょう。
携帯電話は機内モードにしよう
キャンプ場に滞在中、特に何もしていないにも関わらず1時間で20%もの急激な電池消費が…。どうやらこれは、キャンプ場がギリギリ電波の入る/入らないの境目らしく、頻繁に電波を捕まえようとしているため発生した現象のようです。
※お隣テントのベテランキャンパーのおじさんに教えてもらいました。感謝。
携帯電は写真を撮ったり、調べものしたり、SNSに投稿したりと、ボクの中では旅の生命線。どうせ電波入らないんだし、と思い切って機内モードにしたところ、急激な電池消費がなくなりました。
船が出航する港を確認しよう
新島には船が発着する港が2つあります。1つは新島港、もう1つ若郷港です。新島港のアクセスは問題ないのですが、若郷港は車でしか通れないトンネルの先にあるため、巡回バスを利用するか、タクシーなどを手配する必要があります。
帰る日の朝には、新島港の案内板を見たり、観光協会に連絡するなどして船がどこから出るのか確認したほうが良いです。
※ボクの場合、その日の帰りの船が若郷港から出航することを認識しておらず、慌ててタクシーを手配、間一髪で帰りの船に滑り込みました…。皆さんもご注意ください。
キャンプ食材はスーパーで買えます
新島にはいくつかのスーパーがあり、キャンプ食材には困りません。島内全部のスーパー巡りをしたボクの、個人的おすすめスーパーは「マルマン」。場所は町の中心付近にあります。
肉や魚、野菜など生鮮食品の品ぞろえが島内で一番良かったです。そして、驚くことにスーパー内に100均のキャン★ドゥが入っており、必要なものは大抵何でも揃えることができました。写真には収めておりませんでしたが、キャンプ場で使う炭などもここで購入できます。
かかった費用
ここで今回の新島キャンプ(4泊5日)でかかったざっくり費用発表します。
フェリー代(行き) | 7,680円 |
ジェット船代(帰り) | 9,310円 |
自転車運搬費 | 1,000円 |
食費 | 13,000円 |
交通費(タクシー代、船) | 5,000円 |
その他(入館料+お土産など) | 5,000円 |
合計 | 39,900円 |
なんと約4万円で念願の島キャンプが満喫できました。キャンプ場が無料なのと、自転車を持ち込んだことがお安く済んだ秘訣かと思います。
キャンプに持って行ったモノリスト
最後に今回の島キャンプでボクが持って行ったものリストをご紹介。持ち物リストはEvernoteのチェックボックスを利用して管理しています。
Evernoteでのリスト作りは、一度キャンプ用持ち物リストのひな形を作ってしまえば、ノートコピーしてリストを使いまわせるのでおススメです。出発前にチェックぼっくにチェックを入れて確認しよう。
新島での過ごし方の様子はこちらをご覧ください。
準備はできた?さぁ、みんなも島キャンプで最高の思い出を作ろう!